私たちのものづくりへの想いは、基板の実装だけにとどまりません。以前、こんなことがありました。
「炭素繊維(カーボン)を、薬品を使わずに編み込むことはできないだろうか?」そんなふとした問いかけから、社長と専務による新しい挑戦が始まりました。
カーボンは丈夫で便利な素材ですが、作る工程で薬品を使うのが一般的です。もし薬品を使わずに形にできれば、もっと環境に優しく、幅広い活用ができるかもしれない!そんな想いで、試行錯誤の毎日がスタートしました。
形にできた喜びと、大切にしていること
慣れない素材に苦労しましたが、ついに薬品を使わずに編み込む技術を、自分たちの手でつかみ取ることができました。結果としては、すでに同じような製法の特許が存在していたため、私たちが特許をとることはありませんでしたが、「難しいことにも、まずは自分たちで向き合ってみる」というこの時の経験は、今も私たちの大きな財産です。
残念ながら、現在は炭素繊維にかかわる開発自体は行っていません。けれど、あの時と同じように**「どうすればもっと良くなるか」「お客様のために何ができるか」**を考え、工夫と創造を楽しむ気持ちは、今も一枚一枚の基板、一本一本の配線の中に息づいています。
私たちは現在、太陽光パネルのアースボンド線加工も手がけています。再生可能エネルギーを支える大切な部品です。
かつて自然に配慮した技術開発に挑んだ私たちだからこそ、大規模な太陽光発電による自然への影響には、複雑な思いを描くこともあります。しかし、だからこそ「私たちがかかわる製品は、最高品質で、長く、安全につかわれるものでなければならない」と強く心に刻んでいます。
学校の屋根で子供たちを見守るパネルも、街を支える設備も。その一つひとつが、正しく、誠実に機能するように。私たちは今日も、小さな線材一本、半田一箇所に思いを込めています。
[→ 太陽光パネル用アースボンド線の価格表(PDF)はこちら]
「どれほど高度なシステムも、人の手、人の想いからはじまる」
私たちはこれからも、自然や環境、未来を想い、技術を磨き、誠実なものづくりを続けてまいります。